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2018年8月23日住宅管理課との話し合い

住宅管理課との話し合い

日時:2018年8月23日
場所:京都市役所本庁舎4階
参加者: 
京都市 京都市都市計画曲住宅管理課のみなさん(4名)
JCIL 土田、小松、高橋

1.市営住宅のバリア
(1)和室の部屋
JCIL 和室の段差解消は原状回復なしでできるようになりました。実際に工事すると、日常生活給付といきいきハウジングリフォームで50万出て、部屋を下げることはできました。でも、20万の自己負担が出ました。その自己負担分は部屋が下がった分、押入れが浮いた形になるので下げたもの。これは南区の日常生活用具給付担当の方はバリアフリーの内容ではないと言われました。しかし、本人が見えないところに浮かんだ押入れはバリアです。この部分を京都市負担にできないでしょうか。
京都市 和室の段差解消の負担は、個人のバリアフリーの要望に応じて行うという理解なので、できないです。公営住宅の全体の改善のために出す予算はあります。
JICL どのような財源があるのでしょうか。たとえば、市営住宅の改修費用はどのような財源から支出されているのでしょうか。
京都市 住戸改善費があります。障害をもつ人の優先入居枠の部屋の段差を解消したり、お風呂のない住宅にお風呂をつけたりする。給水管や排水等のメンテナンス費用もここから出ています。
JCIL その費用を使うことはできますか。
京都市 繰り返しになりますが、全体の居住設備改善のために使っているので、個別のバリアフリーの要望に対応するものではないと考えています。
JCIL 個別要望ではありません。そもそも重度身体障害者にとってはバリアでしかない和室の部屋なので、全体を改修するべきところ、予算上の問題もあり、個別要望としているだけです。市議会の陳情でもそのように受け止めていただいたからと考えています。前提としては、すべての和室の段差を改修するべきです。
京都市 しかし、和室の段差は使うという人もいます。
JCIL それはバリアフリーの話と同じなのでしょうか。和室の段差がなくなってバリアが高くなるという人はいないのではないでしょうか。
京都市 住戸改善費がこの名目でつかえるか国土交通省に確認します。

(2)改修の広報
京都市 和室の部屋の改修に関して広報はとくにしていないです。個別の相談が供給公社にあれば、情報提供します。いまのところ実績は1件です。
JCIL 広報段階で告知してほしいです。この地域で暮らしたいけど和室の段差があるなら別にしようとか、和室の段差があっても改修できるならここにしようとか、応募や入居の選択肢に関わるのではないでしょうか。
京都市 募集資料につけられるか検討します。

(3)お風呂の改修
JICL お風呂も原状回復なしで改修できないでしょうか。段差があって滑ったりこけたりすることもあり、こわいです。
京都市 バリアフリーの観点から検討します。
JCIL 秋に陳情を出す予定なので回答してほしいです。

2.空き部屋
京都市 今回は障害者枠の優先入居は20戸。車いす住戸の募集戸数は16戸。空き部屋は11戸(向島1~11街区に10戸、洛西に1戸)、去年は12戸空き部屋だったが、だったがそのうち1戸を改修しました。住宅の状態が悪く改修費用が高額になる部屋が残っている現状があります。

3.募集時期
京都市 9月3日~9月11日に募集・受付期間でしたが、募集期間は8月24日~9月11日に車いす住戸と障害者枠の優先入居に関しては拡大しました。7日間早まります。これで効果を検討して、さらに早めることも視野に入れています。広報発表は8月16日。一般とちがい障害の資料は供給公社が手作業でコピーしているという事情もあります。

4.内覧
京都市 内覧時期も少し早めました。10月下旬、18日抽選で、1~2週間程度で結果が出ます。11月頭には鍵の受け渡しができるようにしました。それ以前となると、供給公社が一緒に部屋まで行くなどは体制的にむずかしいのが現状です。
JCIL たとえば、当選直後から鍵の受けわたしだけ供給公社でやって、1日だけ貸し出しするという約束で内覧できるようにしたらどうでしょうか。

京都市 検討したいです。平成29年9月の段階で10箇所の内覧実績がありました。

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